興味のこと

昼過ぎから家を出発したはい4は、単位が危ない中国語にも出席せず
現実逃避のため勤勉にも図書館の地下書庫に篭って調べもの。
今調べたいのは「弓」を神体として祀る神社があるかどうか。
・・・また水月ネタで恐縮です
もちろんそれだけでなくて、とある授業の研究発表では弓についてかなり本格的に取り上げていこうと思い、
その下調べも兼ねているのだけれども。
というわけで以下借りた本の要約。

  • 講座日本風俗史 第九巻

 武芸(上) 島田定一
最近まで武芸の史的研究は不思議な程、学界から取り残されて来た。・・・けれども武芸の歴史もこれを探って見れば、そこにやはり各時代の人間生活の一面が窺われるのであり、一つの特殊史として少なからぬ興味を感じさせるものがあるのである。(p195 はしがき)

古代は呪術が物を言った時代である。大和時代は既に呪術全盛の時代ではなくなっていたとしても、なお当時にあって武器は単なる戦具として以上に、神聖な呪具とされ、神ののり移るものと信ぜられていた。・・・したがって演武には悪魔払い(反面から云えば泰平招致)の意を含むものが多かったであろう。